この度、ダイヤモンド社から、本を出させていただきました。
『叱って伸ばせるリーダーの心得56』(1500円+税)
http://www.amazon.co.jp/dp/4478029458/ 以前は、ビジネスの世界と教育の世界は、「遠い」と考えていました。ところが、
叱り方を研究し、講演活動などをしているうちに、
「目下の者を叱れない状況は、会社も学校も同じだ」
と感じたのです。
今の時代、上司にしても教師にしても、叱る側の方が、気を遣っている傾向にあります。
それでは、子どもや若手が、本当に叱られることを拒絶しているのかと言えば、決してそうではありません。
子どもは、真剣に叱ってくれる教師に信頼を置きます。また、部下は、真剣に自分を育ててくれる上司を
求めています。
叱ることに臆病になっている教師・上司と、叱りを求めている子ども・部下。このギャップが、年々
大きくなってきているように感じます。最近では、叱りを避ける方向に向かっているようにさえ感じます。
教育技術の不易とも言える「叱り」の素晴らしさや恩恵を、もっともっと考えていきたい。そんな思いで
筆を執りました。
担当の中村明博さんという編集者は、本が好きなご自身の仕事に誇りを持っている若者です。
まさしく、「二人三脚」で取り組んできた、自慢の一冊です。
書店で見かけられたら、是非とも、手にとっていただければ光栄です。