fc2ブログ

中嶋郁雄の「叱り方」&「学校法律」研究会

叱り方に代表される教育の不易を考えましょう

 
 来年小学校に入学する息子(6歳)と、算数ソフトで楽しんでいます。
 息子が数に興味をもっていたので、半年ほど前から、たし算・ひき算の学習をはじめました。10までの合成分解は、ずいぶん前からやっていたので、簡単な計算は、わりと楽に進めることができました。しかし、「繰り上がり」「繰り下がり」の計算になると、なかなか、手間取っていました。そこで、もういちど、「初心」にもどって、「10の合成・分解」のソフトをやり、その後で、簡単な繰り上がり・繰り下がりの計算に再チャレンジしました。すると、とても簡単に計算ができるようになっていきました。そして、今では、3桁の足し算・ひき算(繰り上がり・繰り下がり)が、できるようになってしまいました。息子を観察していると、どうも、頭の中で数字が行ったり来たりしているような感じがします。何せ、紙に書いて記録しないで、暗算でやっているのですから…。算数ソフトのおかげで、「算数脳」になっているような気がします。
 あまりの効果に驚いたので、息子と一緒に行っている、算数ソフトを使っての学習方法を、思い出しながらまとめてみることにしました。



------【算数ソフトの学習法】-------------------------------

その① 親が必ず隣について学習させよ
 ソフトを「子守・家庭教師」代わりに使ってはいけません。必ず親が隣に座って、目を合わせたり声を掛けたりしてあげることが、幼い時期の子どもにとっては、大切なことです。「お父さん・お母さんと一緒にできるから、勉強って楽しい。算数って楽しい」と思うようになります。つまり、ソフトを間に挟んで、親子でコミュニケーションをとることができことから、「算数好きな子」の基礎が形作られるのだと感じています。

その② 学習するアプリは、親が選べ
 子どもの実態に応じて、どのソフトを選んでやるのかは、子どもに分かるはずがありません。「この子は、現在、このような力を付けようとしているから、このアプリをやらせるのが良い」と、親が選んであげなくては意味がありません。この時、焦って難しいものを選ばないようにします。

その③ 時間を制限せよ
 算数ソフトは、子どもにとってとても魅力的な「遊び道具」とも言えます。放っておくと、かなりの長時間、パソコン画面とにらめっこすることになります。それでは、いかに勉強とは言え、不健康です。目にも良くありませんし、時間に対してルーズになってしまう恐れもあります。15分~30分の時間制限を設けて、親がストップをかけてあげる必要があります。

その④ 説明は不要! 必要なのは「ほめ言葉」だけ
 算数ソフトは、何度でも繰り返し問題を提示してくれます。繰り返すうちに、子ども自らが、「きまり」に気づき、理解するようになります。間違えたら、子どもは「どうして、こうなるのだろう?」と、自分できまりを見つけようと意欲を燃やします。そこに、親が「こうだから、こうなるんだよ。」などと、答えを説明してしまうと、せっかくの子どもの意欲に水をさすことになります。「算数なんかつまらない」「もうやりたくない」と、思ってしまいます。間違えても、間違えても、自分で納得するまで繰り返すのが子どもですから、子どもから説明してほしいと言う場合は別にして、待ってあげるのが親の役割です。子どもが、自分できまりを見つけ、問題を解くことができたときは、必ず、笑顔で親を見ます。そのときに、「すごいね」と、大げさなくらいほめてあげればいいのです。

その⑤ 「お気に入りアプリ」で、ひと息入れよ 
 だれでも、お気に入りの小説があり、何度も読み直すことがあります。同じように、「お気に入りアプリ」が必ずあります。学習の進み具合が悪くなる単元に出会った場合、無理をしてその単元のアプリをやるように強制してはいけません。ある程度の問題数をやったら、子どものお気に入りアプリをやらせてあげます。そして、気持ちよく学習を終えるようにしましょう。「きっと、今やっている問題も、簡単になるよ。」と、言葉を添えてあげることも必要です。

------------------------------

とりあえず、これまでの息子との学習で、気付いたことを書いてみました。これからも、新しい発見があると思いますので、気付いた時に記録していこうと思っています。







コメントを投稿する
::この記事へのコメント::
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する